MTGの賞金の連邦税(源泉徴収税)の還付について
このトピックについて話している人はいるけれども、具体的な情報が見つけられなかったため調べました。きっとみんな同じ気持ちのはず。
筆者は税理士ではない素人なので間違ってても許してね💛
なるべくこのページで完結するよう努めますが、適宜リンク先も参照してね💛
この記事書くためにいろいろやってたらウィザーズのpayoutアカウントロックされたわクソが
前提条件
・あなたは日本国の居住者であり、非アメリカ居住者である。
・賞金の支払元はアメリカ国内の企業である。
・あなたへの賞金の支払い時に、額面の30%が天引きされる。これを連邦税とする。
・「連邦税は日本で確定申告をすると、全額還付される」みたいな情報があるがこれは間違い(のはず)。だいぶざっくりだが以下の2種類で還付される認識。
①確定申告での還付
日本国内の税制の話。
外国税額控除という、外国の所得税と日本の所得税の二重取りはないようにしようね!っていう優しい性格の制度らしい(ふんわり)。
普段確定申告をしていない雇われの人(MTGの賞金以外の収入が給与のみの人)も、還付を受けるためには確定申告をする必要がある。
難しそうに聞こえるかもしれないが、勤務先からもらった源泉徴収票があればなんとかなる。
以下のリンクから様式が作成できます。詳細は書き方の項で。
②連邦税自体の還付手続き
アメリカ国内の税制の話。
https://www.nevada-tax.com/?p=102
概要はここが一番わかりやすい。
郵送で日本⇔アメリカが2往復発生するし時間もかかるしで、正直クソきつい。
ご自分の帰ってきそうな額と相談して決めてください。僕は諦めました。
メモだけ残してありますのでご参考までに。
確定申告時の書き方(日本国内で完結)
支払総額などは源泉徴収票の通りに入力する。
賞金の総額を「一時所得」として入力する。
連邦税の金額から「外国税額控除額」を計算した金額が出る。
外国税額控除額があなたの前年度の「源泉徴収税額」から差し引かれる。税額が決定するタイミングでMTGの賞金などは当然考慮されていないため、大体帰ってくる。
源泉徴収がない自営業の人は知らん。
(参考)筆者の2020年(令和2年)分の外国税額控除額
賞金獲得タイミング=2020年12月のアリーナ・オープンのみ
賞金総額(一時所得) =2000$/205,720円(1$=102.86円で計算)
連邦税額 =600$/61,716円
外国税額控除額 =4672円(日本国から還付される額)
入力が完了するとPDFがダウンロードできるので、印刷してハンコ押したりして税務署に提出して完了。お疲れさまでした。
連邦税の還付手続き(アメリカ国内とやりとりが発生する)
ここからが本題。先に結論を言っておくと2020年に引かれた連邦税還付の申請期限が2021/4/15なので間に合わない可能性が大。
(見出し5を参照)
全部自分でやる場合のメモ書き
米国納税者番号(ITIN)の取得
・IRS申請書W−7を記入する。
・あなたのパスポートの原本をアメリカ大使館/領事館で認証してもらう。
・認証には予約が必要。ちなみにコロナのせいで東京の米国大使館では緊急の予約しか受け付けてないらしい。筆者は埼玉在住なので実質詰み。札幌、大阪/神戸、福岡、那覇ではオンラインで予約を受け付けているとのこと。
・W-7と認証されたパスポート原本をIRSに送付する。なお申請から発行までは通常7週間かかるとのこと。
申請書をIRSへ提出
・取得した米国納税者番号と、以下の様式3点セットを期限までにIRSに提出する。
Form 1040NR(米国非居住者用の所得税申告書)
Form 8833(日米租税条約による恩典を適用する場合の情報開示)
Form 1042-S(米国非居住者用の支払調書)
※Form 1042-Sは賞金受け取り用のeWalletアカウント開設時に登録したメールアドレスに送られているので自分で用意する必要はない
頑張った結果
申請が受理された半年後くらいに小切手で還付されるらしいよ!やったね!